|
ソフトウェアの国際化(Internationalization、I18N)とは、複数の国や地域の文化、言語および習慣など、個々の地域化対応(Localization、L10N)の作業を可能な限り少なくし、共通の汎用的な部分ができるだけ多く なるように設計し開発することをいいます。
|
ソフトウェアの国際化には次のような利点があります。
- 新しい言語対応の追加が容易
- 各国語版リリースの作業を軽減
- メンテナンスが容易
- 製品管理が容易
- トータルの開発コストを削減
|
特に欧米のソフトウェア開発企業では、これらの利点が十分に理解され、 グローバルビジネス戦略の中でソフトウェア製品の国際化は必須となっています。
今後確実にソフトウェアのマーケットは拡大していきます。それと同時に競争も 激しくなっていきます。オフショア開発で力をつけたインド、中国などの企業は、 それぞれの国内のマーケットよりもむしろ世界のマーケットで勝負してくることでしょう。 インターネットでアクセスするのに、パスポートも出国手続きも必要ありません。 誰もが世界中で発信される情報を場所に関係なく瞬時に得ることができます。 「国際化」なしに企業や製品が生き残るのが難しい時代がすでに始まりつつあるのです。
|
|